親しい方や親子の団欒…冬休みならではの経験を!
2016.12.27
冬休みに入りました。先日の終業式当日に、こんなひとコマに出会いました。
朝のバスの中での出来事です。それぞれのバス停から、園児たちは園バスに乗り、季節感のある楽しい音楽を聴いていました。
その時、3歳児の女の子が、手に持っていた傘をバスの通路に落としてしまいました。私が取りに行こうとしたとき、通路を挟んだバスシートから、さっと手が伸びてきて、その女の子の傘を拾って、女の子に手渡してくれたのです。年長児の男の子でした。
そして、その時に傘を受け取った3歳の女の子が、大きな声で「ありがとう」とその男の子に伝えてくれました。
ほんの1分間程のわずかな時間の中で、自然に起こった行動と言葉でした。1学期~2学期とそれぞれが園生活を過ごし、こんなにも温かい行動や気持ちのこもった言葉が、自然とできるように育ってくれていることに、改めて感動を覚えた一瞬でした。
その後バスから降りる時にも、園児たちは、「おじちゃんありがとう」と、いつもより大きな声で挨拶をしてバスを降りていきました。
もちろんバスの中での、この瞬間の二人の行動や言葉については、終業式でみんなに知らせ、嬉しい気持ちも伝えました。
さて、子どもたちが楽しみにしていた冬休みです。各ご家庭では、お子様方を中心に楽しい企画で、今年のクリスマスを楽しくお過ごしになったことでしょう。また、2017年《酉年》を間もなく迎えます。きっと、ご家族そろって新年のお祝いをされる事でしょう。
新年には、ご実家へ帰省されたり、ご家族やお友達と楽しい新年の集いをされたり、多くの人との語らいの時やお祝いの席を予定されると思います。そこで、普段の子どもたちの姿が現れます。
☆きちんと大きな声で、ごあいさつができるでしょうか?
☆お行儀よく、席について、お食事ができるでしょうか?
☆用意していただいたご馳走を感謝の心でいただけるでしょうか?
光華幼稚園で、普段から先生やお友達と共に、感謝の心をもって、マナーや約束を守り、給食やお弁当をいただいている子ども達です。きっと「お行儀がいいですね」と褒めていただけると思います。ご家庭でテレビを見ながら、うろうろ歩きながら食事をしている子どもさんは、いらっしゃらないと思います。
特に楽しい集いの時には、大人が良きモデルとなって、子どもたちに、招かれた時のマナーやおもてなしのマナーを見せてあげることは、とても大切なことだと思います。
冬休みは、子どもたちにとって、さまざまな貴重な体験ができる絶好の機会だと思います。どうぞ、皆さんで、ご家庭の味やオリジナリティーを体験して、また一歩成長してください。